ぱちっと、目が覚めた 熱のせいだ、 変な夢をみた あんなこと、本当に言われたかなんて覚えていない 声だって、本当に聞いたことあるのかな この涙は、なんだろう 「花。」 振り向けば古川とリリーがこちらを見ている 「ごめん、今何時?」 「無理すんな、帰るか。送る。」 「大丈夫だって。」 どうせ今帰ったってしょうがない 「なら、今話すか?」 「…今は話したくない、ごめん、」 「そうか。じゃあ、祭りいくか、おふくろが下で準備してる。いってこい。」 「うん。」