春はすぐそこ。


暑い

暑すぎる

室内の花もしおれてしまうのではないかというぐらいの暑さだ

「花ちゃん、それ終運び終わったら休憩していいからね」

「はい、」

期末試験も終わって、夏休みに入った


あれから花屋のアルバイトを始めた

お母さんには黙っていた

古川のお母さんの知り合いということもあって、親のサインなど特に必要がなくてよかった