「お前、なにしてんだ?」

なんでここにいるの?


「…、」


ぼんやりと古川を見つめる

「聞いてんのか?どこに居たんだよ。なんでこんなよごれてる。」


あぁ、あの子は今トイレとか行ってて、それで待ってるんだ

「転んだ。」

「転んだだけで顔も怪我すんのかお前は。」

口が切れていたみたいだ

「うん。」

もう、何も思わない。
何も感じない。

言い聞かせた