春はすぐそこ。


りんご飴なんて他にも持ってる人はたくさんいた

一人の私が話しかけやすかったのかな。

そんなことを信じてもらえるわけもなく、結局警察に住所と名前を教えることになってしまった。

「では、私はこれで。」

「お姉さん、行っちゃうの…?」

ヨシカズ君が起きてしまった

「うん、帰るよ。雨降ってきちゃったからね。ママが来たからヨシカズ君はもう大丈夫だよね?」

「うん、」

「よし、いい子だ。」

「約束は…?」

約束?
あぁ、そう言えば、