『菖蒲(アイリス)は幸せだろ。好きな人に殺され、見送られたんだから本望だ』
言い終わると同時に3人は戦闘態勢に入る
そして憤りを爆発させた
「最低!人の気持ちを弄ぶなんて!菖蒲(アイリス)は本気であなたの事が...好きだったのに」
「俺達はてめぇの玩具じゃねぇ。いい様にされて堪るか!」
「人は道具のような考えは、私も許せません」
罵倒を浴びるが、心に響くわけない
聞きなれた言葉達だからな
別に今はそんなことどうでもいいんだ
話がしたいのはそんなことじゃない
『はぁ。本条百合‐ホンジョウ ユリ‐、白蛇昴‐シロダ スバルー、青山海斗‐アオヤマ カイト‐。武器をしまえ』
3人は自分の本名で呼ばれたことで驚愕している
それもそうだ
組織のメンバーの詮索はしてはいけないというルールがある
あたしが律儀にルールを守るわけない
コイツ等は守っていたみたいだけどな



