「零(ゼロ)。あなたにとって菖蒲(アイリス)は仲間でしょ?いや、それ以上の関係だった。なのに、そんなにアッサリ殺せるの?」
仲間?
それ以上の関係?
あたしは下を向き、肩を震わす
その様子を見ている4人は不思議そうにあたしを見ているんだろうな
いや、1人は除くか
雲雀はあたしのことを知っている
だから、今更動じることはないだろう
あたしは笑いを必死堪えたところで、4人と向き合った
『仲間?皆で手を取り合えば何でもできるってか?笑わせる。人間が作ったただの集団ごっこだ』
「てめぇは、菖蒲(アイリス)や俺達のことどう思ってんだ」
『菖蒲(アイリス)は可愛い駒で、お前達は玩具だな』
百合(リリー)、毒蛇(ヴァイパー)、鯱(オーカ)はあたしを睨んでくる
皆、憤りを抑えているのが見て分かる
お構いなしに言葉を続けた



