案の定、馬鹿にされ怒りのオーラが放たれる
説明するのが面倒と思っていると、毒蛇(ヴァイパー)があたしより先に口を開いた
「受ける依頼は"そんなこと"、つまりどうでもいい理由。鯱(オーカ)も人の"そんなこと"のために今まで人を殺していたということですよ。...そうですよね?」
『あぁ。助かったよ。お前が馬鹿じゃなくて』
「俺が馬鹿だと言ってんのか?」
『さっきからそう言ってんだろ』
本物の馬鹿だな、コイツ
感情剥き出しで銃口をあたしに向ける
本当に短気だな
『しまえ。大事な話があるっつってんだろ』
「そうやって逃げてんだろ」
呆れて物が言えなかったから、雲雀に目を移す
やめさせろの意味を込めて
意思を受け取ってか、雲雀は鯱(オーカ)に銃をしまうよう命じる
納得のいかない表情をするも、渋々銃をしまった



