情報部の連中に銃が握らせているということは、研究部までも戦闘要員となっていると考えていいだろう
『情報部はともかく、素人の研究部まで巻き込むとはな』
雲雀の奴、バカになったか?
そんなこと考えながら、あたしは転がる奴等の胸を突き刺す
1人残すことなく、永遠の眠りにつかせてあげた
ここで無駄な体力は消耗したくない
顔を上げ、一室に目線を向ける
そこに向かって足を進め、中に入ると大人数がそこにいた
ガスマスクをしたあたしが入ってきたことに困惑な表情を浮かべるも、あたしから目を離すことがない
どうでもいい人間の表情なんて、いちいち気に留めていたらキリがないし、生憎そんな優しい心なんて持ち合わせていない
あたしはガスマスクを外す
顔はフードを被っているため、相手には見えていない
『ここは戦場か』
「ここが、お前の墓場となる」
そう、あたしに告げるのはどうでもいい奴
コードネームすら把握していない



