零度の華 Ⅱ


あたしが叫ばないのは痛くないわけじゃない


こんなオカマの言いなりになりたくないから



何度もムチを受けているせいで、だんだん赤紫色の痣ができていく



「この服、邪魔!」


再びハサミを手にしてすべての服を切られ全裸の状態

見られたくない背中までも露わになっている



レイラが後に回らない限り見られることはないが安心できない



「本当、キレイな肌しているわね~。壊したくなる」



あたしの肌を舐めるように触る


その後、言葉通り壊すつもりでムチを放つ



さっきよりムチが直撃してくるから痛みは数倍にも増す



「これっでもっ、まだ声をっ出さないの!?ハァハァ、我慢しなくていいの~?」


『ハァ、ハァ、我慢するほどの痛みじゃない』


「そう。じゃ、これなら強がれるかしら~?」



レイラはムチを捨てた


あたしは疑問しか湧かない



道具を捨てて、何をやるのか想像がつかず、あたしはレイラに注目をしっぱなし








どんどんあたしに近づいてくると、唇にキスをした