零(ゼロ)と同じ現状だな
でも、一つだけ違うのは......
『プログレスは警察の敵ではない。寧ろ、味方だから気に留める必要はないだろ』
「どうしてそうだと言い切れる。お前、プログレスのことについて知ってんのか?」
『知らない。ただの勘だ』
「勘でハッキリと断言できるわけないだろうが」
あたしは鷹見の言葉を聞き流し優雅にカフェオレを飲み干す
「おい」
『悪いがここまでだ。先に帰る』
財布から千円札を取り出してはテーブルに置いて立ち上がる
『後をつけるのは自由だが、無駄な時間を作らない方がいい』
忠告を添えてあたしは店を出た
店の駐車場で待っていた亜紀の車へと乗り込む
店からあたしを追って来る物は誰1人いなかった
「お疲れ様です。それで、どうでした?」
『聞いていたなら、ある程度分かったはずだ』
「声だけでは分からないことがあると言ったのは貴女ですよ」
あたしはポケットから盗聴器を取り出し、車のダッシュボードへと放り込む
「乱暴に扱わないでくださいよ」
亜紀の耳からイヤホンが外される
そして、盗聴器とともにダッシュボードの中に綺麗に直される



