あたしはマグカップに口を付けて、一口カフェオレを飲む
「お前の目的はなんだ」
やっと口を開いたと思ったら、他愛のない会話はする気がないという質問
相当、切羽詰まっているな
これで、プログレスは鷹見との関係はないということが推測される
プログレスと繋がっていれば少なからず余裕は生まれているはずだ
だが、鷹見を見る限り、焦りしか感じない
零(ゼロ)も捕まえられていないのに、そこに新たに正体不明のプログレスを名乗る奴が現れる
鷹見の立場を考えると周りの目は厳しいものだろうな
世間からは「無能だ」と叩かれ、警察間では「若い奴に任せるからだ」とか「警視総監の息子も大したことない」と批難されているんだろう
可哀相な鷹見
でも、同情して捕まるなんてしてあげられない
「おい、聞いているのか?」
『聞いているよ。あたしはただ久しぶりに鷹見の顔が見たかっただけだ』
「嘘をつくな。今はお前の戯言に付き合う気はない」
『冷たい奴だな。嘘ではないぞ?だが、本当の目的はプログレスについてお前達はどう思っているのかって知りたくてな』
「厄介者が増えたとしか思ってねーよ」



