あたしは今、鷹見と面と向かっている状態
窓から見える歩く女は茶色やカーキー、キャラメル色へとカラーチェンジしており、銀杏の葉は黄色へと染まっていた
ファミレスのテーブルには家族連れがいたり、カップルや食事をしにきた中高生などがいる中、あたしの周りには私服警官が席を埋めている
それでも、あたしを監視するために目立たないようにしているのだろうか?
悪目立ちをしているようにも感じる
「随分と余裕だな」
『何を言っている?大事な顧客が減るんだ。余裕ではない』
鷹見の言葉はあたしを零(ゼロ)として言った言葉だろう
分かっていて、ワザとICE(アイス)としての言葉を放つ
鷹見は少し間をあけて話を進める
「助けないのか?」
『助ける?零(ゼロ)があたしに助けろと命乞いをするとでも思ってんの?そんなことないだろ。あたしなんて必要ない』
「プログレスの言っていたことは本当か?」
『悪いがそれにYesかNoかなんて答えられない。あたしも知ることのなかった情報だからな。信じるか信じないかはお前達次第だ。あたしは信憑性に欠けるから半信半疑だな』
ここであたしがYesだと言っても鷹見は信じることはないのを分かっている
だから、今の鷹見の心理をそのままあたしの心理として話した
これで少しでも話しやすい空気が作れないかと思ったんだが.........
どうやら、無理のようだ
空気は張り詰めたまま、何も変わらない



