零度の華 Ⅱ



あたしは今、鷹見と面と向かっている状態

窓から見える歩く女は茶色やカーキー、キャラメル色へとカラーチェンジしており、銀杏の葉は黄色へと染まっていた


ファミレスのテーブルには家族連れがいたり、カップルや食事をしにきた中高生などがいる中、あたしの周りには私服警官が席を埋めている


それでも、あたしを監視するために目立たないようにしているのだろうか?

悪目立ちをしているようにも感じる



「随分と余裕だな」


『何を言っている?大事な顧客が減るんだ。余裕ではない』



鷹見の言葉はあたしを零(ゼロ)として言った言葉だろう

分かっていて、ワザとICE(アイス)としての言葉を放つ


鷹見は少し間をあけて話を進める



「助けないのか?」


『助ける?零(ゼロ)があたしに助けろと命乞いをするとでも思ってんの?そんなことないだろ。あたしなんて必要ない』


「プログレスの言っていたことは本当か?」


『悪いがそれにYesかNoかなんて答えられない。あたしも知ることのなかった情報だからな。信じるか信じないかはお前達次第だ。あたしは信憑性に欠けるから半信半疑だな』



ここであたしがYesだと言っても鷹見は信じることはないのを分かっている

だから、今の鷹見の心理をそのままあたしの心理として話した



これで少しでも話しやすい空気が作れないかと思ったんだが.........



どうやら、無理のようだ

空気は張り詰めたまま、何も変わらない