零度の華 Ⅱ


いつもならここでOKで出されるが、今回は出されなかった



「ん~。もうひと押しかしら~。まだ、物足りないのよね~」


ふざけるな

これ以上何を求めるっていうんだよ



『何が足りない。俺はお前に言われた通り"弱々しい男"を演じているぞ』


「それよ~。やっぱり、演じるんじゃなくて本当にしてもらいたいのよね~」


『それは無理だぞ。俺にもプライドがある。演技以外で弱さを見せることはない』




何があろうと、何をされようともあたしが怯えることや恐怖することはない


例え、弱みを握られようともな





「じゃあ、無理矢理にでもやろうかしら」



怪しい笑顔を見せるがあたしは動じない



『レイラ、女として扱われたら嬉しいか?』



突然の質問に笑みは消え、考えていた


「そうね~。やっぱり嬉しいわね~。体は男のままだけど女として努力したかいがあるってもんじゃない~」




自分の世界に入って頬をピンクに染めるレイラを見てニヤッと笑う