零度の華 Ⅱ


あたしは男が引金を引くと同時に弾を避けるために全神経を集中させる




バーン!!!





大きな音が鳴り響く



その後、バタンと人が倒れた音が聴こえる




今の銃声で近所の奴等がこちらに来るだろう



外傷のないあたしは倒れた男に近づく




男の眉間にはくっきりと穴が開いていた


弾は貫通し壁にはまり込んでいる



男は弾の勢いとともに後ろに飛ばされているのが確認された



『失敗してたらあたしもこうなっていたということか。逆発射とは恐ろしいな』



あたしは拳銃を回収しカードを添えると裏口からこの家を出た


今日はこれで終わり、ライトの家に帰る




翌朝、テレビでは零(ゼロ)が現れたと報道されていた




「零(ゼロ)は日本じゃなかったかしら?」


「戻ってくるも言ってたぞ。言葉通り戻ってきたみたいだね」



アナウンサーは零(ゼロ)が再来したと注意を呼びかける



あたしは呑気にあくびをこぼし朝食を口に運ぶ