零度の華 Ⅱ



仮眠の予定が熟睡してしまっていた



『いえ、大丈夫です。知らせてくれてありがとうございます。お風呂御借りします』


あたしは着替えを準備するとマリアの案内で風呂場まで行く




「では、ごゆっくり」




これまた大きな風呂だな


あたしは全て脱ぐとともにウィッグとカラコンも外した




『そろそろ髪切るか』


胸元まで伸びた髪

ウィッグをするときすごく邪魔になる



切るタイミングがなかったから日本に帰る前に切っておくとしよう


体が温まると湯船から上がり、持ってきた着替えに腕を通す


ウィッグとカラコンも忘れずにする


そして、リビングへと足を運ぶ



『お先しました』


「少しは疲れは取れましたか?」


『はい、とてもスッキリしました』


「それは、良かったです」




優しい笑顔を向けるのであたしも笑顔で応える



その後、マリアが作ってくれたご飯をごちそうになった