零度の華 Ⅱ



何も手掛かりが掴めない警察にとっては、些細な情報でも欲しいわけだ


鷹見がわざわざ情報屋ICE(アイス)として、零(ゼロ)はどうかと聞いているのだから、客観的な言葉を選ぶべきだな




『あたしにも零(ゼロ)のことは良く分からない。ハッキングの腕はあたしより上だから情報を掴めない。.........でも』



あたしは鷹見から目を離すことなく、鷹見もまたあたしから目を離さない

続けるように紡ぐ



『これはあたしの見解に過ぎないが、零(ゼロ)は普通の人間だよ』


「はっ?」



鷹見は何を言っているんだと言わんばかりの顔をあたしに向ける

これだけじゃ、意味は分からないか


いや、意味も何もそのままなんだけどな