しかし、その頃から潜入した目的を果たすことが出来ていなかった
それは光華というものが鷹見の中で大きく、かけがえのないものになっていたからだ
父親に相談し期間限定で光華の仲間としていることを許可される
今の幹部の奴等に自分は警官だと伝えると、殴られるも自分の気持ちを伝え理解を得たらしい
辞める期間はまだあったにも関わらず、光華を脱退したのは零(ゼロ)の逮捕を急いだからだろう
『と、まぁこんなもんか』
鷹見はあたしの話を黙って聞いていた
「どこでその情報を手に入れたんだ」
『さぁ、どこだろうな。覚えるのは苦手だ』
「嘘つくんじゃねーよ」
『もしかして、この話は部下に聞かれるとマズかったか?功績を残す警部のそんな話は聞きたくないか。場を間違えたようだね』
ごめんね、と謝れば許すわけもなく責めるわけでもなく、情報の入手糸口や方法を聞きだそうとしている



