零度の華 Ⅱ




___________遡ること5日前


亜紀にあたしが予想した、身に起こることを話す



『あたしは鷹見によって監禁されるだろうな』


「そんなことがあるんですか?」


『もしも、だ。十分に有り得る。それか、自ら提案して赴くだろうな』


「大方、そうするでしょうね。それで、私は何をすればよろしいのですか?」



あたしは無言で紙の束を亜紀に渡す



「これは?」


そこには顔写真を含め住所、年齢、職業またどの道を通るかなどの詳細が記載されていた



『ソイツ等を殺せ。但し、条件がある』


「条件?」




あたしはいくつかの条件を挙げる


1つは3日続けて殺しをしないこと

1日に2件~3件程の殺しはするが、あたしが殺しを行うのは気分次第のため不定期だ



いくら仕事と言ってもあたしはマイペースな性格だから、毎日毎日殺しをすることはない



あたしにとって2日連続で殺しをするのが限度

疲れるからな