零度の華 Ⅱ






「着替えは毎日決まった時間に持ってくるわ」


『分かった』



用事を終えた佐々木は牢屋の外へと歩いて行った


また1人となり、やることがなくなる

置時計を持ってきてもらったおかげで時間が把握できる


デジタル式だから日付も表示されていて便利だ

今の時刻はPM4:42



何とも言えない時間にあたしは再びベットに横たわる



ただボーッと時間を過ごしPM7:00になると男が食事を運んできて、食べ終わりを見計り再び男が現れてお盆を回収

そしてPM8:00になると佐々木が着替えを持ってくる


今日はワンピースを着替えたばかりだから下着を持ってきてくれた



受け取りシャワーを浴びる




亜紀の奴、上手くやるだろうか

ふと、頭に過った


だが、すぐに考えるのを止めた



あたしとしたことが.........

誰かに頼るなんて情けないうえに見っとも無い