零度の華 Ⅱ



「失礼します」



あたしはその場で立つと、佐々木は体を触っていく


調べ終わると頭を下げて失礼しましたと言い、鷹見のもとへ向かって行った



「以上ありません」


「そうか」


そんな会話が聞こえた後、カメラの回収を終えた男達が帰ってくる

ここを去ろうとした鷹見の腕を掴み止めた




「何だ」


『着替えと時計が欲しい』


「準備する」


『あと』


「何だ?」


『期間はどれくらいだ?』




大事なことを聞くのを忘れていた


納得するまで監禁してもいいと言ったが、1ヵ月や2ヵ月なんて言われたら、あたしだって堪ったもんじゃない



時間の無駄だ

今立てている計画が狂うことになるのは何としても避けたい




「長くて2週間ってところだな」


『それだけないと納得できないということか』



あたしは鷹見の腕を離す


零(ゼロ)が現れてすぐじゃ納得できない......か