『亜紀』


「はい、何でしょう」




あたしはパソコンを置いただけで起動させず、真っ直ぐに亜紀を見る



『これから厄介なことがあたしの身に起こる』


「何故、そんなことが分かるのですか?」


『直感だ。そこで、いくつか話をする。聞き逃すなよ』


「分かりました」





あたしの声色を聞いて目を見て、ただならぬ雰囲気を感じ、よっぽどのことがあるのだと思ったはずだ



いつもより真剣なあたしに、亜紀はしっかりと話を聞く




身に起こるだろうと予想したことを話し終えると、驚く亜紀





「そんなことがあるんですか?」


『もしも、だ。だが、十分に有り得る。それか自ら提案して赴くだろうな』


「大方、そうするでしょうね。それで、私は何をすればよろしいのですか?」




対策として束ねた紙を渡し話を進める