『印鑑ないし、作るのも面倒だからサインで許せ。じゃ』




翼の待てという声を無視して、あたしは応接室へ向かう




懐かしい、そう思いながらポケットに入っている鍵で応接室の中に入る



ソファーに座り、持ってきたノートパソコンを取り出す光華のことについて調べた


カタカタとキーボードの音だけが部屋に鳴り響く




『.........やっぱりか』



鷹見は光華を抜けていた

それはあたしがMIUNIT(ミニュイ)を殺した日と同じ日



鷹見の抜けた穴は埋められていない



まぁ、鷹見を除いた他に幹部はもうすぐ高校を卒業する


それと共に新しい幹部が誕生するため、そのままなんだろう




それはいいとして、鷹見は警察だということを

何故、光華に入ったのかということを話したんだろうか



その時の光華の反応はどうだっただろうか



その場にいたら楽しめただろうな