あたしは気にすることなく、ダイニングテーブルにノートパソコンを置いてカタカタとキーボードを鳴らす
「次は何を調べているんですか?」
『調べものではない』
「あ、そういえば、この不気味な鬼のお面は何ですか?」
亜紀の手には、先程はマグカップだったのが鬼の面に変わっていた
手を止め、亜紀の方へ体を向ける
『それは、あたしだそうだ』
「.........はい?」
『だから、あたしのイメージが鬼なんだと』
「そうではなく、何に使うのですか?」
あたしと亜紀の会話は成り立っていなかったようだ
何に使うかなんて容易に思いつくだろう
『そんなの1つしかねぇだろ』
「殺す時に使うのですか?」
『分かってんなら聞くな』
あたしは再びパソコンに体を向けた
スクロールしていく
そして、やっと見つけだした
玩具をどう遊ぶかを......



