零度の華 Ⅱ





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不気味に赤を纏う、大きな月






その下で赤黒い血を流したあたしと、良く知る人物が立っている







抱いている感情は悔しいが大半を占めていて、そしてほんの少しの痛快感







絶体絶命の窮地に立たされているのにも関わらず、あたしはフッと笑って見せた








そのまま、ある人物にスラスラと言葉を告げる








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