零度の華 Ⅱ




「羽空?いつお帰りになられたのですか?」


『ついさっき』


「こんなところで寝ては風邪引きますよ」


『お前は保護者か』




亜紀に抱きかかえられ、2階にあるあたしの部屋へと目指して歩いてく




「違いますね。私は零(ゼロ)の遊び道具です」


『確かにそうだな』


「でも、いつか貴女を殺すかも知れません」


『勝手にしろ。出来るもんならな』





部屋へとつくとあたしを優しくベットの上に寝かせる






『寝る気はねぇぞ』


「今にも眠そうな顔して何を言っているんですか。大人しく寝ていて下さい」


『......昼には起こしてくれ。10時、くらい』


「分かりました。では、おやすみなさい」






重い瞼を閉じたあたしは1分も経たずに眠りについた