零度の華 Ⅱ





『あれって何?』



指差した方には、今も尚叫ぶ人達がいる


女達はあからさまに、汚い物でも見るような目をそいつ等に向けた




「あれは、殺し屋零(ゼロ)を信仰する人達で、えーっと......」


「シークライト軍!!」


「あ、そうそう!!」


「あの人達に関わらない方がいいですよ。頭のおかしい人達ですから」


「殺し屋を信仰するなんて、普通じゃ考えられませんしね」





あぁ、本当にそうだ


常識じゃ考えられない




だが、それが起こっているのもまた事実





『教えてくれてありがとうございます』



張り付けた笑顔で女達に礼を言うと、顔を赤く染めている



2人組の女達はこの後、予定があるかなんかで離れていく


お前等の予定にあたしは関係ないだろ、と言いそうになったが止めておいた






あたしは未だにここから離れない