零度の華 Ⅱ




その間、あたしはネットで自分自身が起こした事件のニュースを調べる



N株式会社は表向きの企業として名が高かった


そして、MIUNIT(ミニュイ)の存在を隠すために作られたもの




働くのはMIUNIT(ミニュイ)の人間だけではない

一般人も働いていた




今頃、警察の事情聴取を受けているだろう






ネットの記事を読み進めていくと、雲雀の顔写真が載っていた




『チッ』




頭の中に雲雀の言葉や声が繰り返し再生される


まるで、停止ボタンの壊れた音楽プレーヤーのよう




穢らわしい