『久しぶりだな。老いていないな』
「いやいや、老いたよ。もう、体が動かないからね」
そう言いながらあたしに座るように促す
素直に従いソファーに座る
向かい側に座るライトにその後ろにはジェットが立つ
「遠いところご苦労だった」
『俺は仕事でこっちに来ている。あまり時間は取れない』
「分かっているよ。面白いものを見せておきたかっただけなんだ」
見せておきたかっただけの目かよ
どうせアレの返事を聞きたいんだろ
まぁ、まずは面白いものとやらを見せてもらおうか
あたし達は移動をして実験室とやらに来ている
ジェットが研究員に何か話した後に、目の前にある箱が現れた
指紋チェックと何やら頑丈に保管されていた物らしい
箱の中から顔を出したのは何の変哲も無い拳銃だった
『おい、これが面白いものだと?』
「使ってみれば分かる」
「ボス!見たはずです、これで死んだいった人達を!危険です!!」



