はぁ…

乃愛…寝顔じゃくてさ 目を開けてくれない?

様子を伺っていても、時間ばかりが過ぎるだけ。今日は 乃愛を抱き枕にして 寝るか。

「おやすみ乃愛…また明日。」

いい香りのする乃愛を後ろから抱きしめながら 俺は無理やり夢の世界に落ちた…





「う…ん。」

朝?そういや ここは…何処だ?
昨日飲んで…
あれ…抱きしめてる乃愛を。

朝から超ヤバいな…

「乃愛、おはよ」

チュッ…背中にキスしちゃったりして

「乃愛まだ寝てるのか?」

顔見たいから ゴロンとこっちに体を向けさせて

「可愛い~寝顔。」
よく寝てる…

おでこにチュッ
ヤバいな 俺ストップ ストップ!

乃愛をじっと見つめていたら、起きた!

「おはよう。今日一番に乃愛の可愛い顔が見れた」

寝起きも超ラブリーなんてズルい
恥ずかしがる顔が特に、煽られる。

「私瀬野君の上司 彼は部下
家に呼ぶ仲でもなければ、抱き合うのは論外
だから この状況は明らかにおかしい
やっぱり おかしいのは瀬野君だ」

「乃愛 さっきから心の声が駄々漏れ」

何なんだ…この人。普段と違うって。
嵌まるし ツボるわ。

「離して…それにさっきから 名前呼び捨てにしないで」
へぇ ちゃんと拒否るんだ…だけどね。

「嫌。こうしてくっついたら何が問題?それに 俺前から乃愛って呼びたいって思ってた」

俺 本当に乃愛って呼びたかった。

「何で?私彼が居たことないのに
部屋に二人で抱き合うとか信じられないし、これってカレカノみたいな事してる」

それは…
俺が乃愛の初めてもらってもいい?
てか、俺が絶対もらうからね。

「わかった。今から俺が彼氏。だから乃愛の事いっぱい好きにしてもいい?」

返事をしない 上目遣いに俺を見る乃愛に

「乃愛 返事は目を瞑って答えて」

乃愛が返事をする前に

俺は乃愛の唇に優しくキスをした。
最高に甘い…

「乃愛 好きだよ」

甘い甘いキスの続きを
教えてあげる…