「実彩子、ごめんな。




俺やっぱりお前とは・・・・・・・」



「先輩、ありがとうございました!  彼女さんとお幸せに!!」


初恋だった。

クリスマスも厳しい私の家に合わせて門限までに帰らせてくれて、

本当に理想そのものだった。


でも、気づいてた。


先輩には、ちゃんと思い人がいて、そして、




両想いってことも。



やば、涙とまんない。




最悪のバレンタインだよ・・・・・



街は、ピンク色のオーラを出して腕を組むカップルばかり。