数週間後には……、

以前の私の居た地獄の位置には彼女が座り、私は新しく出来上がった図式の“強者”の側でスクールライフを満喫していた。


それからも、事有る毎に彼女は私達を苛立たせ、その度に天国の快楽を私にくれた。


もともと罪悪の薄い行為。

友達の輪も大した事なんてないのは既に知っている。


けど、みんなで笑い合うのは楽しいんだもん。


私はそれで構わない……


地獄を知らないみんなは、それが日常だと安心してる。


私はそれで構わない。

私が天国のまま過ごせたら……