廊下で……、 しかも私の目の前に、彼女は生徒手帳を落とした。 中から出てきたのは裸の男性写真とコンドーム…… 格別のアイテムを偶然手にした私は、タイミングを十分に計り、私が中心になって巧く皆にお披露目をした。 そう…… 苛立ちと一緒に「バトン」を彼女にぶつけ、私と彼女の間にまず境界線を作った。 私を通して、うすら笑いの歪んだ沢山の視線は転校生に向けられる。