誰よりもそばに

_____3年経った今でもあなたを想ってます。


翔ちゃんは会いに来てくれなくて。

「高校生ラスト、か。」

ため息をひとつついて、いってきますとお母さんに
声をかける。


隣の翔ちゃん家の部屋を無意識に見つめる。

通いなれた道を歩く。

「ゆーーーあーーー!」

後ろから大声で名前を叫ばれる。
その声の主はわかっている。

「浩太。」