「るう。おはよ。」



たくちゃんが私の席まできて頭を優しく撫でてくれる。


「たくちゃん、おはよ!」



ほら、やっぱりたくちゃんは優しい。




「また始まったよ…」



「ん?りえなんか言った?」



「…なんでもないわよ。」



「ならいいけど!」




「たくみぃ〜、るうちゃんばっかりずるいぃ〜!俺にも構ってぇ〜。」




たくちゃんの後ろからひょっこり現れたのは、たくちゃんの親友?の森谷 良樹(もりや
よしき)君。



彼もたくちゃんには負けるけどなかなかのイケメンって言われてる。あと、チャラい。すっごくチャラい。



「あ、るうちゃん今失礼なこと考えたでしょ。」



「べ、別にぃ〜?」



「ふ〜ん?」




あぶないあぶない。よしき君は鋭いからすぐに心を読まれちゃう。気をつけなきゃ。




でも仲良い人揃ったし、楽しくなりそうだな〜!