ピピピッピピピッピピ
ガッシャン
『あれ?今、変な音したよね??
あぁー!!目覚まし、また壊しちゃった!』
みなさん。おはようございます!朝からお見苦しい所お見せして、すみません!
あれ?でも、目覚ましかけたっけ?
母「菜乃香ー!ちょっと下に降りてきてー!」
えー。めんどいなー
母「早く降りてこないとわかってるわよね?」
やっば!早く行こ!
トコトコトコ、ガチャ→リビングのドアを開けた音
ギュッドカッバキッボコッ
父「菜乃香ー!ひどいよぉ~(泣)」
『いい歳したおっさんのくせにきもっっ』
兄「菜乃香ーおはよ!ギュッ」
ドカッバキッボコッ
兄「菜乃香、ひどい・・・」
『おまえもかよ!朝からキモいっ』
瞬希(弟)「おはよう!って何この状況。」
『瞬希おはよう!朝から抱きついて来る奴らがいたからかるーく殴っただけだよ?』
父・兄「「軽くじゃなかったじゃん!」」
『そうかな?手加減したけどなぁ?』
父・兄「「す、すみません・・・」」
母「そんなことより瞬也(父)菜乃香に話があるでしょ?」
父「そうだった!菜乃香には、今日から・・・」
なんか、イヤな予感がする・・・。
父「南高校にいってもらいまーす!」
『はぁぁぁー!』
『いやいや、そこめっちゃ不良高校だし!
しかも、男子校じゃん!!あたし、女子だよ?!』
瞬希「そうだよ!しかも、僕は、そのために呼ばれたの?!」
母「そうよ。だって菜乃香、前の学校、退学になったでしょ?」
『そうだけど!あたしは、もう大学飛び級で卒業してるし、行く必要ないじゃん!』
母「行く?逝きたいわよね?(黒笑)」
『・・・行きます!生かせていただきますぅー!!』
はぁぁー。しょうがない・・・怒らせたら怖いしね・・・
母「そう言ってくれると思ったから、準備してあるわよ」
行かせる気まんまんだったんだね・・・
母「これが着替えよ。急いで着替えてきなさい

『はーい』
はぁ。男、嫌いなのになぁ・・・まぁ、なんとかなるか
『えーっと、着替えは・・・え?!これ着んの?!茶髪のウィッグに黒のカラコンか。似合わないな(笑)』
ガチャ
家族「「「「だれ??」」」」
『は?わかんないの?(殺気)』
父「びっくー!菜乃香か。イケメンだな・・・」
母「さすが、私の娘ね♪」
『てか、学校何時から?』
母「8時30分からよ」
『え?!今もう8時20分なんだけど!』
兄「やば!急ぐぞ!」
瞬希「姉ちゃん、行こ!」
『「「行ってきます!」」』
父・母「「いってらっしゃい!」」
母「そうそう!全寮制だから、荷物送っといたわよ!」
『は?!最初から行かせる気だったんじゃん!』
瞬希「姉ちゃん、自分のバイクで行く?それとも僕のバイク乗ってく?」
『う~ん。瞬希のに乗ってく!』
瞬希「分かった!じゃあ、行こ!」