『…どうしたの…? なんか、用事?』 なんとか言葉を絞り出してそう聞くと 「ん。 食器、返しに来た」 そう言って私の耳にキスしてくる 数十分前まで抵抗してたのに それがイヤじゃないと思うのは…なんで…? 体に回された腕に安心できるのは……? それを思うだけで熱くなる顔も… 「茉莉…」 耳元で囁かれるその低い声が… 「好きだ…」 好きだよ…