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不覚にもキュンとしてしまって、思わずうん、と頷きそうになる。

しかしはたとして、彼はさっきのナンパ集団と繋がる相手だ。またあんな目にあったら堪ったもんじゃない。

疑惑の目でハクを見ると、わたしの気持ちを汲み取ったのか慌てたようにハクが繕った。

「あっ、アイツらのことなら気にしないで。もう縁切るから。」

ハクは照れたように白髪をいじる。

「俺、真姫ちゃんに運命感じるんだ。って、こんなこと言ったらキモイけど、一目惚れ、みたいな」

「はあっ!!!???
やっやめてよ、ヤリチン!」

「違うよ、違う、、。また、逢えないかな。
今まで俺、アイツらのーーーーーあのナンパ野郎共が女の子にしてきたこと、ただ見てるだけでさ。ほんとに、助けた女の子は真姫ちゃんが初めてなんだ。この子は、汚しちゃいけないって。そう思ったんだ。」