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わたしがまだ怖じ気づいていると、ふっと笑って、大丈夫、俺はあいつらとは違う、と諭した。


「‥‥どうして、助けてくれたの?」

わたしは男の手をとらずに聞いた。

「君はすごく無知で、顔以外は低レベルなんだなと思って、憐れだったからさ」

「なによそれ。ふざけてるの?」

「やっぱり君は面白いね。俺はハク。白髪のハクだよ。」

ハクはそういうと、自分の髪の毛をツンツンとつついた。

「ハクハツノハク‥‥。ふふ、いい名前ね」

「どーも。君は?」