美人登録制アプリ

「やめろ、離せよ拓斗」

男集団のなかでいままで唯一黙っていた白髪の男が、金髪男___拓斗と呼ばれた男___の腕をつかんだ。

「あ?なんだよ、ハク」


「その子怖がってんだろ。無理やりキスするのは許さない。離せ」

「‥‥‥チッ」


金髪男は悔しそうに舌打ちすると、他の男たちを引き連れて逃げていった。


それを確認すると、白髪の男は近づいてきて、手をさしのべてきた。