幼馴染みの。
俺の姉ちゃんを自殺未遂まで追い込んだ奴を。
最低だ。
それは、救われた方が多いからなのか。
「疾天?.........?!..........疾天!!」
そっからの記憶はない。
目を覚ますと、保健室のベッドで寝ていた。
隣には、怒った顔の太一と心配そうな顔の理那がいた。
「だから、言ってただろ!1人で抱え込むなって!ったく!!」
「.......ん。ごめん。.....咲織は?」
と、太一に聞くと
「登道さんは」
ーシャッ
太一がカーテンを雑に開ける。
「.....咲織」
「大丈夫?疾天」
「うん」
今、気づいた。
改めて気付かされた。
「大好き」って思ってるだけじゃ伝わらない事。
俺は.....本当に臆病だ。
[理那side]
「俺、先生に登道さんと疾天....あと理那の事も言ってくる。」
「うん...ありがとう。」
私の周りは幼馴染みばっかりだった。
だから、好きな人が出来ただけで生活が変わった。
転校生が来た時から。
その人は、都会感が凄くて大人っぽくて皆の憧れの的だった。
いつからだろう。
憧れが好きになったのは。
今は、ライバルと好きな人が同じ空間に2人きり。
少し、中の声が聞こえる。
