昔から他人に姉の話をするのは得意では無かった。
何でも完璧こなす姉は、他の人からすれば自慢話になるのかもしれない。
でも私にとって姉の話をする事は、私が出来ない事を証明している気がして、惨めだった。
どうやったって人はみんな、完璧に出来る人と出来ない人を比べてしまうのだから。
「すみません。あんまり話したくないですか??」
「ううん!良いの!大丈夫…。」
相当酷い顔をしていたのか、心配そうにそう聞いてきた。
慌てて否定したけど、葉山くんはそれとなく話題を変えてくれた。
こういう一面を見ていると、本当に年下なんだろうか…と思えてくる。
