雲一つない快晴。気温もちょうど良くて、ベージュのガウチョパンツを着て来て大正解だ。



「あ!羅姫来た!もう、遅いよ〜」



「ごめんなさい!お待たせしました!」




ぷくっと頬を膨らませていた亜梨沙は、襟元にフリルのついたワンピースを着ていた。


やっぱり私より可愛い…。





「集合時間までまだ時間ありますし、大丈夫ですよ、先輩。」





そう言って声をかけてくれたのは、ジージャンにベージュのチノパンを合わせた葉山くん。


シンプルだけどまとまってて、彼によく似合っていると思う。




「どうしますか?集合時間前ですけど全員揃いましたし、行きましょうか??」