あの雨の日から1週間が経ち、私は傘の事なんかすっかり忘れていた。

そう…忘れていたのだけど…!



「あれ!?!?!嘘!!!!!」


いつもの様に、亜梨沙と萌奈とお昼を食べていると、亜梨沙が突然大きな声を出した。



「なに!もう、うるさいよ!」


「どうしたの亜梨沙…。」


びっくりして亜梨沙の方を見ると、亜梨沙の目がキラキラしていた。
…どっちかって言うとギラギラしてる様な気もするけど…。


「あれって…!!!あれは…!!!愛しの!!!すーみぞーめくーん!!!!!」


「「やっぱりな。」」