2番目の私の恋愛事情


「墨染くん傘ないって言ったよね今!!」


「え?あ、はい。言いましたね。」


「あの、私!傘!折りたたみ!間違って持って来ちゃって!良かったら使って!!」


「え?でも…。」


「薄めの青い無地だし、傘も使ってもらった方が良いでしょ!」


と、何か途中から恥ずかしくなってきて、最後はほぼ投げやりで墨染くんに傘を押し付けた。


「じゃあ!返すのいつでも良いから!!」



そう言って私は校舎を飛び出した。
すると、遠くから墨染くんの綺麗な声がした。


「あのっ!!先輩!名前!名前教えて下さい!!」


そうだった…!私墨染くんに名前言ったことないんだった。
いつも亜梨沙が墨染くんにベッタリだし、私興味無かったから墨染くんと話すの、何気に初めてだった…!