「ダンス部の発表見に行きたいけど、俺当番なんだよね」




そう言うと少し寂しげな顔をして



「うーん...仕方ないか...」



そんな顔するな...。




「ごめんな?」








当番をしている時、時計をチラチラ見ていた




もう始まったか
あいつ誰と見てんだろーなー





「行かなくていいんですか?」




「えっ」



「待ってますよ、きっと。」



「でも」


「秘密にしておきます。行ってらっしゃい。」



可愛がってくれている先生がそう声を掛けてくれ
俺は体育館へ走って向かった。