帰り際、先生を探した。



日が落ちるの早くなったなぁ...
もう、真っ暗だ。








下駄箱の方から先生の声がする





「あ、いた」



その、いたって言われると探してくれていた気がして嬉しかった。




「なにしてるの」



「や、お前を待ってたの」




「な!「ジャージな」




そっちか〜いって心の中でツッコミを入れていた。




「今日来てくれてありがとうね。」



「こちらこそ、楽しかった」


「それはよかった」




じゃあ、と背を向けようとする先生を引き止め


「あの、これ。」




「?」



「チョコレートのお返しと、クリスマスプレゼント...で、す...」






「あっ...」