上司「こいつが今日から施設に入る。面倒は全てお前が見ろ。任せたからな。」

凜咲「え。ちょっと待って下さい。」

上司「待たない。お前には最近期待してるんだ。頑張ってくれよ。」

凜咲「頑張るも何もなんで男性なんですか?!同性のみっていう決まりじゃないですか。」

上司「それが、色々あってお前になったんだ。大丈夫、面倒って言ったって毎日6時間ガラスを挟んだ反対側から監視するだけさ。給料アップだって考えてるし、何より期待してるんだ。エアコンだってあるし、快適な環境だ。監視のイスだってフカフカだぞ?何とか頑張ってくれよ、月村。」

凜咲「はあ…」

そんな問題じゃない、という言葉は飲みこんだ。