困ったのか、ぎゅっとそれがしに抱きついてくる秀吉殿。

「どうされたのです?抱きついたりなどして。」

「そ、その…」

抱き締めかえしつつも、あえて冷たく聞こえるように言うと秀吉殿は戸惑う声を出す。

「あっもしかして。」

おどけた声を出したそれがしに秀吉殿がびくっと反応する。

「先程の続きがしたいのですか?」

「なっ…!」

顔をより一層真っ赤にして、反論をしたいのか口が動いているが声になっていない。

「先程いきそうになってましたものね。」

「な、なってない!」

涙目でこちらを見上げる秀吉殿。鬼みたいなお人と言われていたのに、その影すら見えない。

「おや、それがしの気のせいでしたか。」

「うっ…。」

「でしたら今度はいかせなくてはなりませんね。」

「えっ!?半…兵衛…んっ!」

口付けをしながらゆっくりと秀吉殿を布団へと座らせ、さっとあそこへと手を伸ばし音をたてながら指で弄ぶ。

秀吉殿はずっとそれがしの首に腕を回し抱きつきながら、快感に耐えていた。