「どーも。ゆいです♪」


「お〜ゆいちゃん!また来たよ〜!」


私は常連のおじさんの横に座り、仕事と割り切って『ゆい』になる



「今日もこんな服着て色んな男誘惑するのか?」

「やだ。おじ様にだけだよ!」


「ほほ。そーかそーか。」


この人はおじ様と言われるのが好きらしい


私の心の中では冷め切っているが、顔は笑顔で甘えた口調


ある意味二重人格だ



ドンドンドンドンッ


BGMの重低音が響く


音楽がでかくなると、お客の楽しみの時間という知らせ



店は暗くなり、ビームライトが踊り、音楽が客の興奮を高める





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