「どうしたの?」 陽空も振り向いた。 2人は学校祭を楽しんでいるようだった。 そんなことは関係ない。 聖花のことについて、ここでキリをつける。 「聖花のことなんだけどさ。」 「あー。 別の場所移動しよう。」 陽空に聞かれないようにしているのだとすぐ分かった。 どうせなら聞かせてやる。 聖花がどんな目にあっているか。